おとなの矯正

おとなの矯正とは

「歯科矯正」は、子供だけのものと思って、あきらめていませんか?

成長のある子供の時期(つまり、乳歯から永久歯に生え替わるような時期)というのは、歯の生えている器である顎の位置を正しい方向に成長させられる可能性があり、矯正治療を始めるのに最適な時期と言えます。

しかし、おとなでも歯並びや噛み合わせを改善することには、虫歯・歯周病になるリスクが下がったり、肩こりや頭痛が改善されたり、笑顔に自信が持てるようになったりと、見逃せないさまざまなメリットがあります。

おとなの矯正の目的

多くの方が「歯並びをよくして、きれいな笑顔になりたい」という理由で矯正歯科を訪れます。口元のコンプレックスをなくす以外にも、矯正治療を受けるメリットとして、よく噛める。正しい咬み合わせを得るということも大切なポイントです。

奥歯を噛んだとき、前歯も横の歯もしっかりかんでいますか?

しっかり噛んでいるというのは以下のじょうな状態です。

ファスナーや歯車も、お互いがしっかり噛み合って、はじめて持ち前の機能を発揮します。同じように私たちの歯は、歯並びのきれいさだけではなく、すべての歯がきちんと咬み合い、あごの動きによく合って、食べ物を噛めなければなりません。

学問的には、1歯対2歯の咬合で個性正常咬合となります。院長菅原執筆:ブラケットポジショニング解釈と実際より

おとなの矯正のメリット

1. 口元のコンプレックスから解放

おとな矯正のもっとも大きなメリットは、あきらめていた「歯並びが悪い」というコンプレックスから解放され、ストレスが解消することです。

「人の目を気にすることなく自然な笑顔でいられる」「考え方が前向きになった」「何事にも積極的に取り組めるようになった」など、性格や考え方にぷらすの影響を及ぼすこともあります。

2. 噛み合わせが整い、歯が長持ちする

歯の位置がずれていることによる噛み合わせの悪さが解消します。噛み合わせが整うと、左右の歯でしっかりと咀嚼することができるようになります。

その結果、胃腸など消化器官への負担も減らすことができます。特定の歯だけに強い力が加わることがなくなり、歯ぎしりをしなくなったというケースもあります。

80歳で20本以上の歯が残っている人達を調べてみると、前歯や奥歯がしっかりと咬み合い安定していました。特に8020達成者には、受け口(反対咬合))はいなかったという報告もあります。(出典:日本歯科医師会雑誌 1999;52 茂木悦子ら)

このことから、歯並びや咬み合わせは全身の健康状態と強く関連していると考えられます。つまり、いつまでも健康で元気に生活するためには、咬み合わせは無視できない要因なのです。

3. ムシ歯や歯周病になりにくくなる

歯並びが良くなると、歯磨きがしやすくなります。歯の間に食べたものが詰まりにくくなり、詰まっても歯磨きで簡単に落とせるようになるので、虫歯や歯周病のリスクが低減します。口腔内が清潔に保てることから、口臭の改善も期待できます。

4. 体全体のバランスが整う

悪い歯並びの原因に姿勢の問題があります。根本的な原因にアプローチしながら、歯並びや噛み合わせを治すことで、体全体のバランスが整い不調が解消するケースがあります。

5. 健康で若々しく

おとな矯正によってきちんと咀嚼できたり、見た目が整ってくると、自然と笑顔が増えます。
笑顔で若々しくなることが期待でき、精神的な面は身体に良い影響がでてきます。

おとなの矯正の装置

おとなの矯正では、以下のような装置を使用します。

1. ワイヤー&ブラケット(表側)

永久歯の外側にブラケットを装着します。金属ブラケットと審美的に優れたクリアブラケットがあります。

当院では、ブラケットの装着は、正確なポジショニングを目指すために、主にインダイレクトボンディング法を用いております。

2. 見えない裏側矯正(カスタムメイド矯正装置)

永久歯の内側にブラケットを装着します。外から見てもわからない状態で治療ができます。

カスタムメイド矯正装置で使用するブラケットとワイヤーは、テクノロジーを応用して患者さん個人に合わせて作成されたものです。表側と同じくインダイレクトボンディング法を用いて装着いたします。

3. マウスピース型カスタムメイド矯正装置

固定されたブラケットやワイヤーを使わない透明度の高い取り外しのできるマウスピース型装置です。

マウスピースの弾性力を使い、個々の歯を少しずつ動かすように通常2週間毎、新しいマウスピースを付け替えていきます。マウスピース矯正は、日進月歩で治療可能な症例がふえてきております。

おとなの矯正では、治療の難易度によっては、以下の処置が必要な場合があります。

歯科矯正用アンカースクリュー

生体に親和性の高い、チタン合金性のネジを歯肉の骨の部分に埋入することで歯を動かす固定源に用いる方法です。通常の矯正では、前後の歯の引っ張り合いで移動しますが、アンカースクリューを使用することで臼歯の後方へ移動が可能になったり、効率的な移動が可能になります。

歯がなくなった後に歯の代わりとして埋め込む「デンタルインプラント」とはまったく異なるものです。

デンタルインプラントのように大きくなく、直径は1.4~2㎜前後、長さは6~10㎜ぐらいのチタン合金製の微小なネジです。矯正歯科治療が終わって必要なくなったら抜きます。埋入と除去は、ぷらす矯正歯科での処置で治療費に含まれます。

外科矯正治療

ワイヤー&ブラケットの矯正歯科治療だけではなくあごの骨の手術を併用して、かみ合わせを改善する治療のことです。歯ならびだけではなく、上下のあごの骨の位置がずれていたり、大きさやバランスが悪かったりして、矯正歯科治療単独では改善が困難な場合に行います。

「顎変形症」という保険病名となり、費用は、矯正治療と外科手術が健康保険対象になります。外科手術は提携の口腔外科のある病院歯科で行います。

おとなの矯正の対象年齢

おとな矯正は、からだの成長の終わった17歳以降が対象です。ぷらす矯正歯科では、20歳から40、50歳代はもちろん、70歳代で治療を始められた患者さんもおります。

おとなの矯正の治療期間

動的治療期間と言われる、装置で歯を移動している期間が、平均的には、2年半〜3年(通院回数30~36回)です。その後、歯がその場所で安定するようにする期間、保定期間は、約2年間が必要です。ただし保定期間の通院は何ヶ月かに一回となっております。

症例

*マウスピース矯正装置(インビザライン)
薬機法未承認医薬品

・未承認医薬品等であること(マウスピース型矯正装置インビザラインは医薬品医療機器等法の承認を受けていない未承認医薬品です)
・入手経路(マウスピース型矯正装置インビザラインは米国アラインテクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン株式会社を介して入手しています。)
・国内の承認医薬品等の有無(国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します)
・諸外国における安全性に係る情報(マウスピース型矯正装置インビザラインは1997年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。
・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

First Step

矯正治療のはじめの一歩

初診相談とは

矯正治療をする人もしない人も、まずはここから

治療が必要か診断します装置、期間、費用について詳しく説明します

初診相談の内容を確認
診療カレンダー